浜松科学館 みらいーら

浜松科学館自然観察園は地域の方々のお散歩ルート。歩道は端から端まで105歩。普通に歩けば1分足らずで通過してしまいます。 その1歩1歩にもたくさんの生き物がいて、関わり合い、科学的な事象が起こっています。「小さな森での小さな出会い」を少しずつお届けします。

浜松科学館 みらいーら

浜松科学館自然観察園は地域の方々のお散歩ルート。歩道は端から端まで105歩。普通に歩けば1分足らずで通過してしまいます。 その1歩1歩にもたくさんの生き物がいて、関わり合い、科学的な事象が起こっています。「小さな森での小さな出会い」を少しずつお届けします。

マガジン

  • 105歩で生き物観察

    浜松科学館自然観察園は地域の方々のお散歩ルート。歩道は端から端まで105歩。普通に歩けば1分足らずで通過してしまいます。 その1歩1歩にもたくさんの生き物がいて、関わり合い、科学的な事象が起こっています。「小さな森での小さな出会い」を少しずつお届けします。

  • 浜松ミクロ散歩

    「浜松のことをもっとよく知りたい!」 好奇心旺盛なスタッフが浜松科学館を飛び出して、浜松各地を訪問。 訪問先で出会った方々とふれあい、こだわりの商品などを科学館にある電子顕微鏡で観察して、ミクロから浜松を探っていく企画です。

リンク

最近の記事

  • 固定された記事

端から端まで「105歩」の自然観察園で、生き物観察をしてみます。

前回は筆者の自己紹介をさせていただきました。 今回はnoteの舞台となる浜松科学館自然観察園をご紹介します。 西には高さ213 mのアクトタワーがそびえ立ち、北の東海道本線では絶えず新幹線が行き来しています。そんな政令指定都市のど真ん中。浜松科学館の南にある小さな森、そこが自然観察園です。 園内には、約30年前から浜松周辺に自生する樹が植栽され、面積は小さいながらも遠州地域の植生が再現されています。 自然観察園をメインフィールドとした理由として、下の3点があります。

    • 気になるものをとことん探究!【自由に研究ラボ2024】

      はじめに「自由に研究ラボ」は子供たちが気になる材料を持ち込んで、科学館の実験機器(電子顕微鏡、生物顕微鏡、実体顕微鏡、解剖セットなど)を使って自由に探究する企画です。 もちろん、私たち科学館職員も貸し切りです。職員はマンツーマンかそれに近い形でサポートします。補助をしたり指導するというよりは、一緒に探求すると表現した方が近いでしょうか。 目的地はなかったり、仮に設定してもまた新しい目的地ができたりと、決まったルートが無い極めて特殊な企画です。限られた時間の中で、子供たちと

      • はままつフラワーパーク花粉図鑑【浜松ミクロ散歩「花」後編】

        はじめに「浜松のことをもっとよく知りたい!」 好奇心旺盛なスタッフが浜松科学館を飛び出して、浜松各地を訪問。 訪問先で出会った方々とふれあい、こだわりの商品などを科学館にある電子顕微鏡で観察して、ミクロから浜松を探っていく企画です。 今回は、はままつフラワーパークさんで取材させていただきました。 前編の取材記事はこちらから。 この記事では、はままつフラワーパークさんから提供いただいた「花粉」を浜松科学館の電子顕微鏡で観察していきます。 花の写真とともに、ミクロな世界の「

        • 拡大!ミツバチの身体【浜松ミクロ散歩「ハチミツ」後編】

          はじめに「もっと浜松のこと知りたい!」 好奇心旺盛なスタッフが科学館を飛び出して浜松各地を訪問。 訪問先で出会った方々とふれあい、こだわりの名物などを電子顕微鏡で観察して、ミクロから浜松を探っていく企画です。 今回は長坂養蜂場さんでハチミツを生産・商品化する様子や、養蜂の歴史について取材しました。 取材記事はこちらから。 お土産に「巣蜜」をいただきました。 巣蜜とは、巣をそのまま切り出したハチミツです。 皆さんご存知のとおり、ハチミツはミツバチによって花の蜜を材料に作ら

        • 固定された記事

        端から端まで「105歩」の自然観察園で、生き物観察をしてみます。

        マガジン

        • 105歩で生き物観察
          35本
        • 浜松ミクロ散歩
          20本

        記事

          深蒸し茶ってどんなお茶?【浜松ミクロ散歩「お茶」前編】

          「浜松のことをもっとよく知りたい!」 好奇心旺盛なスタッフが浜松科学館を飛び出して、浜松各地を訪問。 訪問先で出会った方々とふれあい、こだわりの商品などを科学館にある電子顕微鏡で観察して、ミクロから浜松を探っていく企画です。 今回研究するのは、お茶。 静岡県は言わずと知れたお茶の名産地。もちろん、浜松市でも栽培が盛んです。 浜松市の中では、三方原台地で主に栽培される「浜松茶」、天竜区で栽培される「天竜茶」「春野の茶」の3つが代表的と言われています。 浜松市民にとってお茶は

          深蒸し茶ってどんなお茶?【浜松ミクロ散歩「お茶」前編】

          館長さんと巡る浜松市楽器博物館【浜松ミクロ散歩「楽器」前編】

          「浜松のことをもっとよく知りたい!」 好奇心旺盛なスタッフが浜松科学館を飛び出して、浜松各地を訪問。 訪問先で出会った方々とふれあい、こだわりの商品などを科学館にある電子顕微鏡で観察して、ミクロから浜松を探っていく企画です。 浜松といえば、ヤマハ、カワイ、ローランドといった世界的に有名な楽器メーカーの発祥の地。浜松市では、市を挙げて音楽のまちづくりを行なっており、現在では「音楽の都」を目指して更なる取り組みが行われています。 今回訪れたのは、そんな音楽のまちづくりの根幹を

          館長さんと巡る浜松市楽器博物館【浜松ミクロ散歩「楽器」前編】

          働き手が主役!ユニバーサル農業【浜松ミクロ散歩「ミニ野菜」前編 】

          「浜松のことをもっとよく知りたい!」 好奇心旺盛なスタッフが浜松科学館を飛び出して、浜松各地を訪問。 訪問先で出会った方々とふれあい、こだわりの商品などを科学館にある電子顕微鏡で観察して、ミクロから浜松を探っていく企画です。 今回研究するのは、ミニ野菜・ベビー野菜。 ミニ野菜とは、その名の通り、成熟した姿が通常のサイズより小さい野菜のこと。代表的なものでいうと、ミニトマトやミニちんげん菜が有名ですね。 ベビー野菜とは、ベビーリーフや芽ねぎのように、成熟しきる前の小さいうちに

          働き手が主役!ユニバーサル農業【浜松ミクロ散歩「ミニ野菜」前編 】

          花で彩られた Well-being な場所【浜松ミクロ散歩「花」前編】

          「浜松のことをもっとよく知りたい!」 好奇心旺盛なスタッフが浜松科学館を飛び出して、浜松各地を訪問。 訪問先で出会った方々とふれあい、こだわりの商品などを科学館にある電子顕微鏡で観察して、ミクロから浜松を探っていく企画です。 一年を通して温暖で日照時間が長い浜松。 お日様の光をたっぷり浴びた植物たちに囲まれ、ゆったりとくつろぐのも浜松の楽しみ方のひとつですよね。 浜松で植物の観察ができる施設はいくつかありますが、一年を通していつ行っても、何かしらの展示を楽しむことができる

          花で彩られた Well-being な場所【浜松ミクロ散歩「花」前編】

          獣医さんと巡る動物園【浜松ミクロ散歩「動物たち」前編】

          「浜松のことをもっとよく知りたい!」 好奇心旺盛なスタッフが浜松科学館を飛び出して、浜松各地を訪問。 訪問先で出会った方々とふれあい、こだわりの商品などを科学館にある電子顕微鏡で観察して、ミクロから浜松を探っていく企画です。 訪れたのは浜松市西区の浜名湖湖畔に位置する市営の動物園「浜松市動物園」。幼い頃から浜松市動物園に親しんでいる浜松市民の方も多いのではないでしょうか。 浜松市動物園のある舘山寺総合公園内には、はままつフラワーパークも併設されており、共通入園券でふたつの

          獣医さんと巡る動物園【浜松ミクロ散歩「動物たち」前編】

          甘さの秘密はデンプン【浜松ミクロ散歩「うなぎいも」後編】

          はじめに「浜松のことをもっとよく知りたい!」 好奇心旺盛なスタッフが浜松科学館を飛び出して、浜松各地を訪問。 訪問先で出会った方々とふれあい、こだわりの商品などを科学館にある電子顕微鏡で観察して、ミクロから浜松を探っていく企画です。 今回は、うなぎいも協同組合さんで取材させていただきました。 取材記事はこちらから。 この記事では、うなぎいも協同組合さんから提供いただいた「うなぎいも」を浜松科学館の電子顕微鏡で観察していきたいと思います。 遠州地域で、浜名湖名産二ホンウナ

          甘さの秘密はデンプン【浜松ミクロ散歩「うなぎいも」後編】

          いろんな品種を楽しんじゃおう【浜松ミクロ散歩「フルーツ」前編】

          「浜松のことをもっとよく知りたい!」 好奇心旺盛なスタッフが浜松科学館を飛び出して、浜松各地を訪問。 訪問先で出会った方々とふれあい、こだわりの商品などを科学館にある電子顕微鏡で観察して、ミクロから浜松を探っていく企画です。 今回の研究テーマは「フルーツ」。 静岡県では、イチゴや温州ミカンをはじめとする柑橘類、メロン、柿、キウイなどが有名ですね。ご協力いただいたのは、年間を通して約16種類の果物の収穫体験ができる「はままつフルーツパーク」。 はままつフルーツパークは199

          いろんな品種を楽しんじゃおう【浜松ミクロ散歩「フルーツ」前編】

          生地は手作り9000層!?【浜松ミクロ散歩「うなぎパイ」前編】

          「浜松のことをもっとよく知りたい!」 好奇心旺盛なスタッフが浜松科学館を飛び出して、浜松各地を訪問。 訪問先で出会った方々とふれあい、こだわりの商品などを科学館にある電子顕微鏡で観察して、ミクロから浜松を探っていく企画です。 今回研究するのは、春華堂「うなぎパイ」。 うなぎパイとは、うなぎを使った洋菓子で浜松を代表する銘菓。 浜松市民のみならず、全国的にもファンが多いうなぎパイは、お土産や手土産としても人気です。 うなぎパイの魅力を探究するために訪れたのは、春華堂の「うな

          生地は手作り9000層!?【浜松ミクロ散歩「うなぎパイ」前編】

          大切に丁寧に作られて・使いたくて【浜松ミクロ散歩「遠州織物」前編】

          「浜松のことをもっとよく知りたい!」 好奇心旺盛なスタッフが浜松科学館を飛び出して、浜松各地を訪問。 訪問先で出会った方々とふれあい、こだわりの商品などを科学館にある電子顕微鏡で観察して、ミクロから浜松を探っていく企画です。 今回のテーマは「遠州織物」。 浜松の産業の歴史を語る上で欠かせない遠州織物。 かつて、繊維産業は浜松市を含む遠州地方の一大産業として賑わい、浜松市内の各地には巨大な紡績工場が稼働していました。 現代では、遠州織物は伝統産業へと姿を変え、その高い品質や技

          大切に丁寧に作られて・使いたくて【浜松ミクロ散歩「遠州織物」前編】

          地元野菜と自社製造のお酢で作るこだわりソース【浜松ミクロ散歩「ソース」前編】

          「浜松のことをもっとよく知りたい!」 好奇心旺盛なスタッフが浜松科学館を飛び出して、浜松各地を訪問。 訪問先で出会った方々とふれあい、こだわりの商品などを科学館にある電子顕微鏡で観察して、ミクロから浜松を探っていく企画です。 今回研究するのは、食卓を彩る定番の調味料「ソース」。 ソースと聞いてどんな料理を思い浮かべますか。お好み焼き、焼きそば、たこ焼きなどのいわゆる“粉もん”料理やアツアツの揚げ物などにかけても美味しいですよね。 そんな日本の食文化に深く根付いたソースですが

          地元野菜と自社製造のお酢で作るこだわりソース【浜松ミクロ散歩「ソース」前編】

          花粉をつけないスギ?無花粉スギとは【浜松ミクロ散歩「スギ(杉)」前編】

          「浜松のことをもっとよく知りたい!」 好奇心旺盛なスタッフが浜松科学館を飛び出して、浜松各地を訪問。 訪問先で出会った方々とふれあい、こだわりの商品などを科学館にある電子顕微鏡で観察して、ミクロから浜松を探っていく企画です。 今回、研究するのは「スギ(杉)」。 実は、スギの木は日本の固有種だとご存知でしたか。古くから神社仏閣の森林や建材などの木材としても幅広く利用されてきました。スギを使って作られたお家に入るといい香りがしてすごくリラックスしますよね。 浜松市民にとって、

          花粉をつけないスギ?無花粉スギとは【浜松ミクロ散歩「スギ(杉)」前編】

          ようこそ地底世界へ【浜松ミクロ散歩「鍾乳洞」前編】

          「浜松のことをもっとよく知りたい!」 好奇心旺盛なスタッフが浜松科学館を飛び出して、浜松各地を訪問。 訪問先で出会った方々とふれあい、こだわりの商品などを科学館にある電子顕微鏡で観察して、ミクロから浜松を探っていく企画です。 訪れたのは東海地区最大級の観光洞窟「竜ヶ岩洞」。 猛暑日の続く夏には、ひんやり避暑スポットとしても大人気ですね。 1983(昭和58)年にオープンした竜ヶ岩洞。 一般公開されている全長400mの整備された洞内は、約50ヶ所の見学スポットがあり神秘的な

          ようこそ地底世界へ【浜松ミクロ散歩「鍾乳洞」前編】