見出し画像

巡回展「身近で気になる昆虫展」 in 北杜市オオムラサキセンター

この記事が本年最後の投稿になる予定です。
今年も大変お世話になりました。

巡回展「身近で気になる昆虫展」開催中!

今年最後の記事は、巡回展のご案内です。
山梨県にある北杜市オオムラサキセンター様を会場に、2021年に浜松科学館で開催した夏の企画展「身近で気になる昆虫展」の巡回展を行うことになりました(既に開催中です)。

身近で気になる昆虫展
主催:北杜市オオムラサキセンター
共催:浜松科学館
会期:2022年11月25日(金)~2023年3月19日(日)
料金:入館料のみ(大人 420円、子供 200円、幼児 無料)

筆者はTwitterで「この虫なんだろう?」に回答する活動を行っています。
2021年までの7年間で約2万件の質問に回答し、そのデータをもとに「身近で気になる昆虫ランキング Best 50」を作成しました。企画展では、これらの昆虫50種や、50種から観察できる昆虫の驚くべき色形・進化・生態をかわいいイラストを交えて紹介しています。

スマホの中に気になった昆虫の写真が1枚くらいあったりしませんか?昆虫の質問ツイート2万件のうち約半分の9,700件の回答がこの50 種に集中しています。「この虫なんだろう?」の答えがきっと見つかります!
※「身近で気になる昆虫ランキング Best 50」の内容はこちらからご覧いただけます↓

北杜市オオムラサキセンター様は、日本の国蝶「オオムラサキ」を中心に、里山に生息する魅力的な昆虫たちを紹介しています。また、地域の里山環境の保全にも力を入れられており、スタッフさんには、土日は昆虫イベントを開催して、平日はチェーンソーで間伐して、という方もいらっしゃいます。

館全体が木調で雰囲気が良く、そんな会場で「身近で気になる昆虫展」が開催できてとても嬉しく思います。

肝心のオオムラサキはというと、現在は4齢幼虫で食草であるエノキの根元で越冬中です。スタッフさんにお声がけすると、飼育施設「びばりうむ」の中でオオムラサキの幼虫(愛称:ムーちゃん)と会わせてくれますよ。敷地内の野外公園でも、運が良ければエノキの根元でムーちゃんと出会うことができます。

オオムラサキの4齢幼虫

北杜市へお出かけの際は、ぜひ北杜市オオムラサキセンターにお立ち寄りください!

2022年を振り返って

チューリップの花びらやエノキの落ち葉の長さを測ったり、地衣類やコケを同定したり、地面を掘ったり、水滴を作ったり、ヒアリを探したり、ヤブガラシを観察したり…2022年も筆者の興味のベクトルの向くままに、いろいろなことをさせていただきました。

私自身、驚きと発見の連続でした。これらの体験はnoteの執筆という機会が無ければ経験するができなかったでしょう。記事の一本一本が宝物です。
何より読んでくださる皆さまがいらっしゃることで、このnoteを継続することができます。改めて感謝申し上げます。

それでは、よいお年をお迎えください。
来年も身近な生き物たちの知られざる魅力を、皆さんと探求していきたいと思います。そして、科学館のイベント等でお会いできるのを楽しみにしております。

いいなと思ったら応援しよう!

浜松科学館 みらいーら
自然観察園の整備活動や、生き物観察に必要な物の購入に充てさせていただきます。ご支援のほど、よろしくお願いいたします。

この記事が参加している募集